堺打刃物 海外料理関係者向け包丁技術研修を視察しました。
近年、海外のプロの料理人やバイヤーの間で評価が高まっている堺の包丁をPRし、さらなる普及を図ることを目的に招かれた海外の料理関係者、代理店、シェフらが、堺市を訪問中です。
本日は、堺市に本社を置く二つの食品会社、醤油製造メーカーの「大醤」さんと、お酢の「タマノイ酢」さんを見学されるとのことで、ご一緒させていただきました。
昨日までは包丁の鍛冶、刃付け、研ぎなどを体験されたそうで、本日は日本の料理に欠かせない醤油と酢の製造工場を見学した後、実際にそれらの食材と包丁を使った調理の実演・実習が行われました。
実習は、著名料理研究家の近藤一樹氏を講師にお迎えし、タマノイ酢さん本社のすばらしいキッチンスペースをお借りして行われました。
参加された皆さんは、近藤氏の包丁さばきに感心するとともに、刺身、寿司、天ぷら、南海グリルさんの宮崎和牛のステーキなどの日本の食材、料理に舌鼓を打ち、打ち解けた様子で懇親を深めていました。また、醤油やお酢についても熱心に質問し商談を行なっていました。
今回の取り組みは、堺の刃物文化、また日本の和食文化が、世界でさらに評価を高めることにつながる内容で、意義も効果も大きい大変素晴らしいものであると感じました。
ご協力いただいた企業、団体の皆様に感謝申し上げるとともに、今後の展開を全力で後押ししたいと思います。