政治活動10周年くらいの誕生日に臨みまして
48歳の誕生日を迎えました。
SNS等ではたくさんのお祝いのメッセージをいただきありがとうございます。
まあ、これくらいの年齢になると誕生日だからといって何か特別なイベントがあるわけでもなく、普段と変わらない日常を過ごしております。
さて日々の生活は劇的に変わるものではありませんが、ふと顧みれば政治家活動も10周年を迎えたことに気づきました。正確に言うと2006年くらいから政治活動はやってましたが、「政治家」という定義はあいまいなため、議員に初当選した2011年(平成23年)を起点に考えると10周年になります。
10年という年月を振り返るとさすがに色んなことが思い出されて、なかなかの激動の10年だったな、と感じさせられます。
ただ、色んな変化によって私の人生もそれらに大きく影響されてきましたが、変わったのは周囲の環境や状況であって、私の政治信条や姿勢は変わっていません。
初めての立候補の時も、某日本維新幹事長から維新に誘われましたが、政治のことがわからない素人なりにも「維新政治」には違和感を感じておりまして丁重にお断りしました。
堺市が政令指定都市に移行した時には地方自治に関心を持ち大学院で地方行政や都市計画について学びました。その影響もあって、その後提唱された「大阪都構想」が市民生活や行政サービスを大きく毀損するものであると感じ、一貫して反対をしてきました。
自民党を離党することになったのも、当時の大阪府連が「都構想賛成」に舵を切ろうとしたからです。タラレバの話に過ぎませんが、あそこで私が体を張らなかったら本当に大阪市がなくなっていたんじゃないかと感じます。これまで何度も主張してきましたが、政策・財政両面で行政に大きな負荷のかかる都構想は、本当に住民の生活、財産、生命を危険にさらします。忘れてはならないのは、その危機は今も継続しているということです。しかも状況が悪化した中で。
その後行われた二度目の住民投票は否決されましたが、その際に公明党が維新に屈服し、以降は目を疑うような変節ぶりと節操の無さを隠そうともしなくなりました。
さらに、この度の総選挙で維新が躍進し、維新以外の大阪選出衆議院議員は全敗してしまいました。
維新を阻む勢力はもはや風前の灯火なのは疑いようのない事実です。今の状況は、2012年の橋下ブームの時より厳しいと感じます。
正直に申し上げて、これを挽回する方法は今のところちょっと思いつきませんし、客観的に考えて、来年、再来年はさらに厳しさを増すだろうなという現実に暗澹たる気分にさせられます。ほんまどないしましょかね。
……と、ここまで書いて、誕生日にこんな暗いエントリを書いてしまうのは自分では意識してないけど精神的に下がってるんだな、とか逆に思わず笑ってしまいました。
まあ今必要なのは「臥薪嘗胆」の心構えだと思いますので、現実は現実として真正面から向き合い、一歩ずつ進んでいくしかありません(笑顔)。
浅学菲才、非力な身ではありますが、大阪や日本の政治が少しでも良い方向に向くように微力を尽くしてまいる所存です。
おまけ
さて、このままで締めるのも何なので笑、最後に簡単なメンタルトレーニングの方法について書いときます。何冊か参考書籍を読んで考案した自作のルーチンです。
- 顔を上げる(前を向く)
- 口元を上げる(強制的に笑顔を作る)
- 胸を張る
- 手のひらで胸をバシンと叩く
- 手のひらを顔の前に持ってくる
- 大きく深呼吸をする(鼻で吸って口で吐く)
- 吐く息を感じながら手のひらに視線を集中させる
- 一回深呼吸をするごとに少しずつ手のひらを挙げていく
- 数回繰り返したら手のひらをのける
- 「ポジティブな言葉」「決意」「感謝」などを声に出して言う
※瞬間的な時間しかない時は1~4だけでも効果がありますよ! 前を向いて行きましょう!