第48回衆議院選挙結果に関する雑感

既報の通り、第48回衆議院選挙は政権与党である自公の圧勝という結果となりました。自民党は単独でも絶対安定多数である261議席を大きく上回る284議席を獲得し、国政に盤石の体制を築いたと言えます。
私の所属する大阪府連においても、事前の厳しい予想を覆し、比例を含めて前職全員が当選を果たしました。国へ直接要望を行うことの多い政令指定都市の議員として、これほど心強いことはありません。国民・市民の皆様のご支援に心から感謝申し上げるとともに、ご負託に応えられるよう、各級議員一丸となってこれからも活動に邁進してまいります。


しかしながら今回の自民党の勝因は、各所で指摘されている通り、野党票の分散、希望の党の失速と維新の埋没、共産党による野党共闘戦略の失敗など、多くの「敵失」によるものであることは否めません。

選挙前に大きな注目を集めた希望の党は、野党票が割れるのを避けるため民進党との合流を図りましたが、政策の異なる者の寄せ集めでは全国で一貫した主張を訴えるのは難しく、序盤の一瞬のほころびが党の崩壊にまで至り、野合による新党の脆さを露呈しました。

その一方で、希望の党に合流せずリベラル路線を強く打ち出した立憲民主党は、反自民(反政権)の受け皿として、設立から本当にわずかな期間しかなかったにも関わらず大きく躍進しました。「反自民」で揺らがない支持層の底堅い強さを感じます。
我が党としては引き続き、じっくり腰を据えて堅実な政策を実行し、成果を積み上げていくことが重要であると思います。


大阪に限って言えば、維新の会が急激に支持を落としたことに正直、驚きました。維新の会は、最も勢いのあった前々回の衆院選では大阪で比例を含め14の議席を獲得しましたが、今回は小選挙区3議席、比例で4議席にとどまりました。近畿ブロックにおける比例票でも50万票以上減らしています。
しかし、堺市長選、衆院選という二つの大型選挙で維新と戦った個人的な感覚からいうと、退潮傾向などという空気は全く感じられませんでした。維新低迷の要因は定かではありませんが、油断することなく冷静な分析と対策が必要です。

希望の党は元々、大阪維新の組織運営の手法の多くを模倣し、一気に勢力を拡大しました。似たような党の性格を持つ希望の党に注目が集まったことで維新は埋没したという意見もあります。しかし、希望の党の当選者はほとんどが元民進の関係者という結果となり、純粋な「希望候補」はわずかに数人が比例で復活当選したに過ぎません。率直に申し上げて希望が今の組織の形を維持するのは極めて困難であり、早晩再編が行われることになるでしょう。そうすれば再び維新が存在感を発揮するかもしれません。


余談になりますが、今回、各党のジェットコースターのような目まぐるしい一盛一衰を見て感じたのは、「政治部」を持つ東京のマスメディアの政治に対する影響力の大きさの違いです。世間の支持が失われつつあると見るや、小池知事の「排除」というたった一言の失言(というには厳しいかもしれない発言)で人気の絶頂にあった党を壊滅にまで追い込みんだ一連の動きは、もっとひどい「失言・暴言」がうんざりするほど繰り返されてきた大阪と彼我の違いを感じずにはおれません。


さて、ともあれ選挙は終わりました。今後は示された結果をもとに、市民生活がより良いものとなるよう市議会議員の本分である活動に立ち返り、まずは来月に召集される、市長の新任期最初の市議会定例会に備えたいと思います。

 

すっかり秋も深まり、肌寒い日も増えて参りました。皆様におかれましてもご自愛ください。