産業環境委員会一般質問
平成26年度堺市議会第1回定例会が開会中です。
昨日は私の所属する産業環境委員会があり「Jリーグクラブチームによる地域振興施策」というテーマで質問をさせていただきました。
先月、Jリーグデビジョン1(J1)に所属するセレッソ大阪が、大阪市さんに加え堺市をホームタウンにするという発表がありました。これは非常に大きなニュースだと思うのですが世間ではあまり話題になっていません。フォルラン選手のセレッソ入団や、プロ野球楽天の田中選手のニュースと重なってしまったという事情があるようで、あまり報道されなかったのが残念でした。
サッカーのホームタウンというのは、自治体行政と関係性が非常に強いケースが多く、(失敗例もありますが)成功しているところは地域の活性化や振興に大きな効果を発揮してますので、堺市としてもクラブ任せで何もしないよりは、J-Green堺という立派なサッカー施設もあるので、是非とも盛り上げていきましょうという提案をさせていただいた次第です。
質問の中では色んな自治体の財政規模とクラブへの出資比率の関連、スタジアム建設などのハード整備、行政職員によるクラブチームへの協力体制の例など、ヒト・モノ・カネの3つの観点から、自治体行政がどのようにサッカークラブチームに関わるのが良いかを論じました。
例として川崎フロンターレと川崎市、徳島ヴォルティスと徳島県を挙げさせていただきました。どちらも異なるアプローチで地域の活性化に成功している自治体です。
ごく簡単に説明すると、川崎市さんはフロンターレへの出資はほとんどありませんが(スタジアムの整備はお金をかけてやってますけど)、行政がアイデアを絞って全庁的にクラブチームを盛り上げようと取り組んでいらっしゃいます。徳島県さんは飯泉嘉門知事の強力なリーダーシップのもと、チームを全面的にバックアップすることでリーグ加入から10年でJ1昇格を果たし、県民の熱狂的な支持を集めることで地域の活性化につなげています。
地域事情が異なるので、堺市がこれらの自治体と同じことをするのは難しいですが、先例の良いところを手本にしながら、これから堺のサッカー文化を育んでいって欲しいと要望させていただきました。
今年のセレッソ大阪はリーグの優勝候補の一角と言われてますし、また6月にはFIFAワールドカップブラジル大会もあります。サッカー人気に合わせて、是非とも大阪、堺市が盛り上がっていくことを期待したいと思います。