野村ともあき【非公式】ブログ|前堺市議会議員

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渡嘉敷奈緒美自民党大阪府連会長による大阪市廃止分割(いわゆる都構想)のための住民投票実施容認発言に強く反対の意を表明します

各マスコミが報じている通り、自民党大阪府連は昨日(11日)、全体会議を開き、渡嘉敷奈緒美(とかしきなおみ)衆議院議員を府連会長に選出しました。会議では、今後の府連改革について様々な真摯な意見が出され、渡嘉敷会長も改革に取り組む旨のあいさつを行いました。あいさつを聞いたときには、私も新会長のもとで府連の改革に力を尽くそうと思いを新たにした次第です。

 

ところがその後のご自身の会見で、渡嘉敷会長は何の事前の連絡も、話し合いも、合意もないまま、突然、大阪市を廃止分割するいわゆる「大阪都構想」のための住民投票に「賛成」する意を表明しました。

 

私はネットのニュース速報でこのことを知り、気が動転する思いでした。
これまで血を吐くような思いで大阪市堺市を守るために戦ってきた我々の決意や、厳しく苦しい中で最後の最後まで自民党に対し希望を持ち続け支援をしてくださった方々の思いを踏みにじり、それを弊履のように捨て去るようなことをよもや府連会長が言明するとは、信じられないという思いとともに激しい憤りを覚えています。
我々のために決死の思いで戦った大阪府知事候補の小西禎一さんや、大阪市長候補の柳本顕さん、統一地方選挙で一敗地に塗れた各候補者、そして何よりも政令市の廃止分割に強く反対してきた大阪市堺市の市民の皆様に顔向けができません。

 

報道で伝え聞いただけの現段階では、渡嘉敷発言の詳細や真意はわかりません。色んな噂や流言飛語も飛び交っていますが、これが言葉通りの意味であるというならば私は絶対に認めることはできませんし、それは多くの所属議員や党員、支持者も同じ思いでしょう。

 

今後、会長以下府連執行部に対し説明を強く求めていきたいと思いますが、私は「政令市廃止反対、反都構想」の旗を降ろすことは絶対にありません。

令和と平成

いよいよ平成が終わり令和の時代が始まります。

 

今上陛下(平成)の大御心により、改元を国民が祝意の中で迎えられることに深く感謝をいたしますとともに、国と皇室の弥栄を心からお祝い申し上げます。

 

私の平成は、思春期から青年期という人生において最も多感な時期に重なりました。社会も高度成長のピークからバブル経済の崩壊、経済の長期低迷と目まぐるしく移り変わり、氷河期と呼ばれた時代に翻弄された世代でもありました。また、今なお進行中のICT技術の進展が我々の生活や社会を大きく変化させた時代の大変革期でもあり、私自身の人生も多大な影響を受けました。その揺れ幅は年々大きくなって来ていると感じており、国際的に見ても社会と社会を司る政治が不安定になっていると感じます。

平成の後半、政治の世界に飛び込み、驚くほどの速さで月日が過ぎて来ました。これまで無我夢中で走ってきましたが、ふと自分が政治の世界の一端を支えていることを認識させられたとき、その影響力(遠心力)の大きさと責任の重さに戸惑う瞬間も感じるようになりました。

 

令和がどのような時代になるかは誰にもわかりません。しかし「こんな時代を創りたい」と考え行動することはできます。
不安定な時代だからこそ、自らを見失うことなく、改めて原点に立ち返って政治の道に邁進して参りたいと存じます。

新たな時代も、どうか変わらぬご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。


野村友昭 拝

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竹山修身堺市長から辞職の意向が議会に示されました

既報の通り、本日4月22日、竹山修身堺市長が自らの政治資金問題の責任をとって辞職する意向を議会に伝えてきました。午後からは、市長の「退職願」を採決する本会議のための議会運営委員会が緊急で開催され、10連休前の最後の平日である4月26日に本会議を招集、市長の辞職が全会派一致で承認されることが決定しました。
この度の不祥事を釈明することは困難であると、市長自身が判断されての辞職の表明であると思います。

 

今後は、市長の辞職承認から50日以内に市長選挙が行われることになります。日程的にはおそらく6月の第1、2、3週目の日曜日を投開票日として市長選挙が行われることになるでしょう。政令市長選挙の選挙期間は14日間ですので、早ければ連休明け早々、5月の半ばには市長選が告示されるかもしれません。

 

統一地方選挙が終わった翌日の急転直下の政局にすべてが翻弄されています。
『現実』を努めて客観的に見つめれば、極めて厳しい情勢であるとしか言えません。今後の情勢にできる限り冷静に対応し、「堺市民のため」の最善を尽くしてまいりたいと思います。

統一地方選挙後半戦が終了

統一地方選挙後半戦並びに衆議院大阪12区の補欠選挙が終了しました。各地域・各級選挙でご支援をいただきました皆さまに厚く感謝申し上げます。


今朝の朝刊ですべての市町村の結果を改めて確認し、非常に厳しい結果を重く受け止めています。自民党大阪府連にとりましては、まさしく組織を根底から改革する「解党的出直し」が迫られています。

私一人の力で何かができるわけではありませんが、それでも責任の重さは感じておりますので、何とか自らの職責を果たしていきたいと思います。


…とは言うものの、連日、ご挨拶まわり、選挙の残務処理、通常の年度替わりの行事や事務に加え、明日は堺市長の政治資金を巡る議員総会の開催と、日程がパンク状態で、ゆっくりと物を考える時間もとれず、選挙後も不安と焦燥の日々が続いています。


どんなに焦っても一歩ずつ前に進むしかないと自分に言い聞かせ、コツコツと信頼回復に努めてまいる所存です。どうか変わらぬご支援をたまわりますようお願い申し上げます。

感謝。

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堺市議会議員選挙 東区選挙区結果

この度の堺市議会議員選挙におきまして4,131票をいただき、3期目の当選をさせていただきました。多くの皆様方のご支援に心から感謝申し上げますとともに、ご負託に応えられるよう精一杯力を尽くしてまいります。
結果を見ても、今回は本当に苦しい選挙でした。また、同日に行われた大阪市長大阪府知事選挙、大阪府議会議員選挙、他の区の堺市議会議員選挙でも、大変厳しい結果となりました。さらに今後は長く険しい道のりが続くことが予想されます。正直、喜ぶ余裕も休んでいる暇もありません。気を引き締め直して自らの職責を果たしてまいります。
選挙戦の総括は別稿に譲りますが、取り急ぎ投稿致します。ありがとうございました。

私の政策立案に対する姿勢

3月29日に告示を迎えた堺市議会議員選挙も早折り返し地点を過ぎ、後半戦に突入しました。私が立候補する「堺市東区」は、定数5に対し9人が立候補(うち現職は4名、新人が5名)し、大阪府下でも有数の激戦区となっており、大変厳しい選挙戦が繰り広げられています。
皆さま方におかれましては、東区にお住まいのお知り合いがいらっしゃいましたら、是非とも「野村」をご推薦いただければ幸いです。

 

私は多くの方々のご支援おかげを持ちまして2期8年の間、堺市議会で議員の職を務めさせていただきました。その経験をもとに、3期目の負託をいただきましたら、以下のような視点で政治を行ってまいりたいと考えています。

 

まず最初に「財政」についてです。
私は、公共が担うべき事業の中から効果的な分野への選択と集中を行った上で、積極的な財政投入を促します。
「効果的な分野」とは「インフラの強靭化」や「新産業の育成」や「教育施策」が挙げられます。社会的な便益が大きいものの市場原理にはなじまないこれらの分野に公共が積極的に投資を行うことは、社会を機能的でしなやかなものとし、将来にわたって地域や国を繁栄させる礎を築くことにほかなりません。

 

二点目は「政策」です。
私は政策において前後と左右の“つながり”を重視します。
前後のつながりとは、時間的な「政策の連続性」を意味します。
「改革」の名のもとに主張される「今あるものを破壊し変えよう」という主張に、我々は根拠のない期待感を抱きがちです。しかし私は、政治において最も大切なものは「安定」であると考えます。安定的な政治のもとに保たれる「政策の連続性」こそが、漸進的に社会をより便利により豊かにするのだと思います。
左右のつながりとは、それぞれが関係しあって相乗効果を生むような政策間の連携です。私は、対処型の縦割り政策ではなく、総合的なビジョンに基づいた効果的な政策体系を築いていきます。

 

三点目は「徹底的な未来志向」です。
上記2点とも関連しますが、保守主義の原点は「現在」を過去からの歴史と伝統の連続と捉えることです。我々には、過去から受け継いだ「今あるもの」を活かし、未来へつなぐ義務があります。
また「ひとり」ではなく「みんな」へ向けた視点も未来を志向する上で重要と考えます。ひとりの利益を優先して政策を行えば、その便益は個人にとどまってしまいます。政治は、将来の国民、市民を含めた「みんな」のためにあることを意識しなければならないと思います。

 

私は、以上の視点に立ち、政策立案を行ってまいりたいと思います。

 

追伸:具体的な個別の政策については、これからの4年間で立案するものもありますが、例えば以前、こちらのブログエントリに示した、堺の地政学的優位性と次世代モビリティ技術を最大限に活かして、「堺を再び中世以来の物流拠点にする」ことなどが挙げられるかと思います。

堺市議会議員選挙告示に臨んで

堺市議会議員選挙が明日3月29日告示を迎えます。これまで、堺市民の皆様から2期8年に渡りご負託をいただきましたことに、心から感謝申し上げます。

 

長いようであっという間だった8年間の任期を振り返りますと、様々な思いが胸を去来します。
私が初当選をした当時は民主党政権であり、また選挙直前に東日本大震災が発生するなど、大変な混乱の中での選挙戦であったことが思い起こされます。
また2期目の任期は、政局を巡る合従連衡で大阪の政治が制御不能に陥り、全国的にも例を見ない激しい政治の曲折を立て続けに経験させられました。

 

私は世襲議員でもありませんし、人生において特に政治の世界に関係があったわけでもなかったので、それまで経験したことのない「決断すること」の責任の重さに深く苦悩したりもしました。

 

これまでの私の任期中に経験した、「ポピュリズムが生み出す政治の劣化」と、その帰趨となった「政令市初のレファレンダム」、民主政治の根幹を揺るがすほどの「デマゴーグとの戦い」、「保革思想の変質の顕在化」などの流れは、この間、大阪で初めて現出し、その後世界で認知された政治的現象です。

 

「政治」というのはつくづく難しいものであると身をもって痛感させられるとともに、自らの力不足を何度も悔みました。
しかしながら、多くの葛藤を経験することで、物事を判断する「視野」が広がりましたし、自分の中で新たな目標や理想も生まれました。

 

政治において最も大切なのは連続性と安定であると私は考えます。そしてそれこそが保守政治の真髄であると信じます。
民主主義を前提に発展してきた現代の政治は、現在(いま)、いわゆる「民意」を通じて大きく揺さぶられています。

 

折り重なる艱苦の中にあって、私がこれからも政治活動を続けようと決意するのは、大阪の政治に安定をもたらしたい、いやもたらさなければならないという強い使命感からです。

 

これまでの私の活動がすべての方々に理解されてきたとは思いませんが、それでも少なくない方々にご支持をいただいてきたことを胸に刻み、今後ともわが町のために微力を尽くす所存です。
何卒よろしくお願い申し上げます。