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第23回参議院選挙雑感

第23回参議院選挙は昨日(21日)投開票され、事前の予測通り与党が過半数を確保、懸案であった衆参のねじれ状態を解消した。93年の細川内閣誕生による55年体制の崩壊から20年、迷走に迷走を続けた日本の政治が、少なくともこれから3年間は政治的安定のもとで政策の立案と推進に専念できる環境を得た意義は大きい。安倍政権には大局的な視点に立ち、新たな日本の歴史を創る端緒となることを期待したい。



今回の選挙の詳細な分析は他に譲るが、「自民党勝利」という結果の最大の要因は、野党各党が展開した「自民党批判」というワンイシューの選挙に対し、有権者の多くが安倍政権が半年間で出した結果をより重視したことである。このことは有権者の間で政治的成熟が進んでいることの表れであろう。



しかしながら、一方で共産党の東京、大阪、京都での議席獲得と、東京選挙区における山本太郎氏の当選には看過できないものがある。
共産党のブレない政治姿勢が、都議選や今回の選挙で反自民層の受け皿となったことは間違いない。しかし今回、共産党を押し上げたそれらの支持層は、恐らく旧来の左派勢力とは全く異なる新たな政治的志向を持った有権者層であり、都市部におけるこのような集団の台頭に私は強い危惧を覚える。今後、仔細な選挙結果の分析と徹底した対策が必要である。



政治が解決しなければならない課題の多くは、原因も賛否も単純化できるものではない。エネルギー問題やTPP、安全保障などの課題は、それぞれの分野をも越える複数の要因が複雑に絡み合っているし、個々の課題に対する賛否で政策を判断することには慎重であるべきだ。
今後、安倍政権は様々な局面で難しい立場に立たされることになるだろうが、その際には国民に対する丁寧な説明が不可欠である。



この度の選挙で国会における自民党の一強体制が確立したことで、一部で「政権の暴走」などいういわれのない批判めいた懸念が示されている。
私は以前にも書いたが、自民党には党内民主主義のプロセスが確立しており、地方政治家を含めた様々な意見が、地方から中央へ、下から上へと集約される仕組みがある。ほかでもなく、この仕組みこそが自民党の政策立案能力の高さの原泉であり、他の野党にはない強みである。



マスメディアでは早くも野党の再編がささやかれている。私は野党の動きについて言及する立場にないので行方を静観したいと思う。しかし、客観的に見て、今の野党が自民党に対抗し得る政治的、政策的能力を欠いているのは事実である。
私は、政府に対してしっかりと意見を言える(派閥ではなく政策集団としての)健全なる保守勢力の結集が自民党内に必要であると考えている。



皆様のご支援により、大阪選挙区からも柳本卓治候補を当選させることができました。
私も政党の末席を預かる身として、国会議員を通じてしっかりと地方から国へと意見を申し上げて参りたいと思います。