堺市が中学校給食実施を明言--大綱質疑初日

本日より堺市議会では大綱質疑（代表質問）が3日間に渡って行われます。

初日の今日、驚くべきことがありました。中学校給食に関する公明党会派の質問に対して市長が「実施する方向で検討したい」（市長が言った通り正確かどうかはうろ覚えです）と答弁したのです。
私個人としてはまさかこの時期に実施の表明があるとは思っていなかったので正直驚きました。

中学校給食についてはこのブログでも何度か書きましたが、私自身は中学校給食そのものには賛成の立場です。しかし、実施には財源的な裏付けや詳細な実施の方法、安全安心面での対策など検討すべき点が多くあり、「やる」と言ってすぐできるようなものではありません。その辺りは当局もよくわかっているようで、答弁でも実施時期については明言を避けていました。
調理・提供の方式に関しては、ランチサポート（選択式業者弁当）の発展形ということで、デリバリー方式を家庭弁当と併用するようです（ただし正式にはまだ何も決定していません）。“自校調理”と“全員喫食”が理想の給食の形であることを考えるとやや微妙な方式ではありますが、それでも生徒の栄養バランスや親の負担軽減を考えると実施する意義はあると考えます。

今後は、今定例会中の文教常任委員会を皮切りに、しばらく中学校給食を巡る激しい議論が行われることが予想されますが、本日の時点に限って言えば、中学校給食実施へと舵を切った竹山堺市長の英断に、まずは賛意を表したいと思います。

我々自民党会派の有志は、これまでも様々な方式の給食について調査や視察を行い、独自に研究を重ねて参りました。これからの動きを注視し、堺市には実施に向けた入念な準備と万全の体制を整えていただくことを要望するとともに、中学生の昼食環境がより良いものとなるようしっかりと働きかけを行っていきたいと思います。

何かあれば続報をお送りしたいと思います。