野村ともあき【非公式】ブログ|前堺市議会議員

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堺市長選について

毎日、暑い日が続きますね。
今は議会の合い間の時期で、地元周りをすることが多いのですが、とんでもない暑さに参ってしまいます。昼間は少し休憩させていただいて、ブログを更新したいと思います(^^;)


一昨日、私と竹山修身堺市長の合同市政報告会を開催させていただきました。二期目への挑戦を目前に控えた市長と任期の半分を終えた私の、それぞれの活動についてお話をさせていただきました。会の後には、多くの方から「知らなかったことも多く、大変わかりやすかった」とのご意見を頂戴いたしました。個人的にはまだまだお伝えしたかったことがあったのですが、やはり市民さんと直接話し合う場というのは重要だなと感じた次第です。引き続き、対話の場をできるだけたくさん持って参りたいと思います。


さて、堺市長選挙がいよいよ9月29日投開票の日程で開催されます。竹山市長(候補)は無所属で立候補(要するに公認はなし)される予定で、現時点(8/3)ではどの政党の推薦も支持も出ていませんが、自民党堺市議会議員団では支援をする方向で準備しております。他党の動きは、仄聞している限りですが民主党さんが支援するようで、公明党さん、共産党さんは未定とのことです。(その他、堺市議会議員には無所属の議員さんも大勢おります)


ところで、よく市民さんから「ちょっと前に国政選挙で争ってたのに、(市長選で)民・自の協力なんかできんの?」という質問を受けますが、国政と首長(あと地方議員もですが)では、選ぶ人の役割や権限、選挙のルールなどが全く違います。


国政では代議員である複数の国会議員を選挙します。一人ひとりの個別の政策も大事ですが、それらは国会の会派内で調整・変更されるので、会派を形成する所属政党の公約やその基盤となる主義主張、思想的な方向性が重要となります。


一方、首長選挙は、強力な権限を持ったひとりの自治体のトップを直接選挙で選ぶ制度です。市民生活に直結する政策のバランスが最も重要で、政治的な主義主張よりも市民生活全体に与える影響を“より”重視しなければなりません(主義主張を無視して良いと言ってるわけではありませんので悪しからず)。


少しむずかしい話になりますが、地方自治体では「二元代表制」という仕組みを採っており、首長は予算などを執行する権限と役割を担い、地方議会議員はそれをチェックする立場です。地方行政が様々な事業を進めるためには、首長と議会の合意形成とそれを深めるための議論が重要となります。各分野における細かい政策の違いについては、執行機関である首長と議事機関である議会の各会派が話し合って政策調整を行うことで対応します。
ちなみに国政は議院内の与党が行政を行う内閣を形成する仕組みとなっています。


今回の堺市長選挙では「政令市の解体、再編」という市民生活に極めて影響が大きい政策が争点となっており、それに対する賛否で候補者が絞り込まれるのは当然の政治的選択であり、一人しか選ばれない首長選挙ではよくあるケースです。地方首長選挙では相乗り自体が絶対に悪いものでもないことをご理解いただきたいと思います。

※文末の文章のてにをはがおかしいので少し修正しました。